シトルリンを多く取るとシトルリン血症になるリスクはある?

筋トレやペニス増大、ダイエットのためにシトルリンを摂取すると、シトルリン血症になるリスクはあるのでしょうか?

そもそもシトルリン血症とはどのような病気なのでしょうか?

それでは早速検証してみましょう。

シトルリンを多く取るとシトルリン血症になるリスクはある?

からだの体内で発生するアンモニアは、通常、尿素サイクルと呼ばれる過程を経て尿素にかえられます。

シトルリン⇒アルギニノコハク酸⇒アルギニン⇒シトルリンになります。

シトルリン血症は尿素サイクル代謝異常症のひとつです。

アルギニノコハク酸合成酵素の活性が、低下している為に、血中にシトルリンが蓄積し、シトルリンが尿中に排出されるようになりシトルリン血症を発症します。

血液中のアンモニアが増加して、からだに悪影響を及ぼすのです。

原因ははっきりわかってないのですが、肝機能の先天的な異常が疑われています。

約50万人に1人の割合で発症し、日本国内には6,000人弱くらいしか患者さんがいない難病です。

シトルリン血症は、20代以降の男性に多い病気なのですが、特にシトルリンを多く摂るとなるという病気ではありません。

よって、サプリメントなどでシトルリンを摂っても、シトルリン血症になるというリスクはありません。

シトルリン血症とは、シトルリン処理ができなくて、血中のシトルリン濃度が高くなることであり、シトルリンがからだに悪さをしているわけありません。

シトルリン血症とはどんな病気?

シトルリン血症とは、先天性のアミノ酸代謝異常症の病気です。

血液と尿のシトルリン濃度が異常に高まるために、シトルリン血症と言われます。

正確には、シトルリン血症は、アルギニノコハク酸合成酵素欠損症と呼ばれます。

アルギノコハク酸という酵素を肝臓が作れずに、血中シトルリン濃度が上昇した状態です。

アンモニアが体内で代謝されずに、アンモニア中毒に陥ることで起こるのです。

肝臓が作り出す酵素によって、アンモニアから変換され、ぐるぐる循環することになるアミノ酸ですが、アルギニノコハク酸合成酵素が無いために、血液中のシトルリン濃度が高くなり、尿から排出されます。

アルギノコハク酸がない、アルギノコハク酸欠乏症は約50万人に1人の難病扱いで、先天的なものである可能性が高いと言われます。

先にも述べましたが、先天性の難病なので、普通の人がシトルリンを摂取して発症する病気ではありません。

シトルリン血症の症状は3型ある

シトルリン血症の症状は、現在、3つの病型が知られています。

1型は、生後まもなく呼吸困難やけいれんを起こし、新生児のうちに死亡します。

2型は、生後5〜8か月ごろに嘔吐で始まり、異常な興奮や知能障害を起こします。

新生児例は興奮性亢進、嗜眠、哺乳不良、多呼吸、嘔吐などが生後数日以内に出現し、けいれん、後弓反張、昏睡などです。

3型は、幼児期以降に発症し、知能障害をきたし、意識を失う発作を起こします。

小児期例では反復性嘔吐、けいれんなどです。

女性成人例においては、妊娠中あるいは分娩後に高アンモニア血症による意識障害で発症することもあるので、注意が必要です。

主に自分がどこで何をしているか分からない状態になったり、ぼんやりするといった意識障害、手のふるえ等の症状が起こります。

てんかんや精神分裂病、パーキンソン病などともしばしば、間違われるますが、血液中のアンモニアを測定すると高いこと、そして血液中のシトルリンが高いことから診断されます。

シトルリン血症の原因とは?

シトルリン血症の原因は、シトルリンを分解する酵素が、遺伝的に欠損していることが原因です。

常染色体性劣性遺伝します。

発症には生活習慣やホルモン作用あるいは遺伝素因など、内外環境の原因が考えられています。

アルギニノコハク酸シンテターゼという酵素が欠損していると、シトルリンからアルギニノコハク酸への変換が行なわれず、血液中にシトルリンが増加し、尿中に排泄されるようになります。

また、20代~40代に発症するものの、幼少時から豆腐など豆製品、ピーナッツ、バター、卵、チーズ、牛乳、魚肉類など高たんぱくのものを好み、糖質類(米飯や甘い物など)を嫌うという傾向にある人が起こりやすい病気です。

シトルリン血症の治療法とは?

成人期においても治療の継続が必要です。

低タンパク質食事療法が基本となります。

高アンモニア発作を繰り返すときには、肝移植も考慮されます。

急性期には高濃度のブドウ糖(10%以上)、血液浄化療法(持続血液濾過透析(CHDF)など)。

まとめ

シトルリン血症は、アンモニアが体内で代謝されずに、アンモニア中毒に陥る先天性の難病です。

シトルリンを摂取するとなってしまう病気ではありませんので、心配はいりません。

名前が「シトルリン血症」なのは、シトルリン処理ができずに、血中のシトルリン濃度が高くなるからです。

シトルリン自体は私達のからだに良い働きををしてくれるので、積極的に摂取しても大丈夫です。

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